縁切榎の紹介

縁切榎について

東京都板橋区の商店街の一角にある小さなスペースに縁切榎は立っています。この縁切りスポットは神社やお寺と言うよりは、祠といったほうがしっくりくるような慎ましい佇まいをしていますが、大量に奉納された絵馬の数々がこの場所のご利益の高さを証明しています。

縁切榎は近くに祀られている大六天神様の御神木で、そのご利益は男女の悪縁以外にも、お酒やタバコといった悪習との縁切りにも効果があるそうです。

縁切榎の樹皮を煎じて飲めば縁切りできるという言い伝えのため、御神木には樹皮を削った痕跡がいくつも残っていますが、今では御神木を保護するため幹に竹の束を巻いているので、竹の隙間から僅かに幹が見えるだけ。

もちろん勝手に樹皮を削り取るのは犯罪なので絶対にやめましょう。

皇女も通るのを避けるほどの縁切り効果

縁切榎のご利益を証明する逸話として和宮の嫁入り話というものがあります。

時は江戸時代、文久元年(1861年)第14代将軍徳川家茂に嫁入りする際に通る道の途中に縁切榎があったのですが、「この木の下を通るのは縁起が悪い」と言ってわざわざ迂回路を作ってまで避けたそうです。

皇族と言えば天照大御神を皇祖神とする血筋、つまり神様の子孫なわけですが、縁切榎には神様の子孫ですら忌避するほどの縁切り効果があるのです。